2020年、新型コロナウィルスへの対策で「新しい生活様式」なるものが厚生労働省より出され、
人との密集、密接を避け、距離を置いて生活しなければならなくなりました。

このことで一番の我慢を強いられたのは、「子どものこころ」だと思っています。

嬉しいときは人に抱きつきたい、頭を撫でられたい、
悲しいときは背中をさすってもらいたい、
ごはんはみんなでわいわい食べたい、
友だちとじゃれあって思いっきり遊びたい、
子ども達の素直なこころは、きっとそう思っているのではないでしょうか…

また人は、そんな人のこころとの出会い、ふれあいによって、成長していくものだと思います。

しかし社会はこの「新しい生活様式」を、人に移すからと子どもにも守らせました。

本当は人とくっつきたいのを我慢し、おしゃべりしながらわいわい給食を食べたいのを我慢して、
いま彼らは生活をしています。文句を言うことも出来ず…

悲しいデータがあります。
厚生省発表の2020年の小中高生の自殺者は過去最多の440人。
コロナでは2021年2月現在、日本では一人も亡くなっている子どもはいないのに…です。

今こそ、子どもたちのこころをもっと大切にしなければならないのではないでしょうか…

私たちは自主子ども会活動や子どもキャンプなどを通して、たくさんの子どもたちとふれあい、
彼らの笑顔と成長を見てきました。
子ども達が、のびのび素直なこころで人とふれあえる機会と居場所づくり、
このことが今、そしてコロナ後のこれから、子どもたちにもっとも必要な事と、
私たちは確信しています。

そして周りを取り巻く大人たちも、互いに思いやり協力しながら、
共に子どもたちを育てていける社会力を、
子どもとの関わり方と共に、学んでいく必要を強く感じます。

活動の目的を広く社会に知ってもらうため、
また同じように感じる方とつながり、ネットワークを形成していくため、
そして私たち大人も、子どもたちと共に成長する機会をつくるため、
NPO法人として活動していくことが必要と、判断しました。

子どもと、子どもに関わる人々に対して、
人のこころ、特に子どもの素直なこころを大切に、ふれあう機会、居場所をつくる活動を行い、
健やかな成長と、社会力向上に貢献したいと思います。


◎補足
法人設立申請の書類からの抜粋のため、文章が少し固めになっています。
内容についてのご意見ご質問は、下記事務局までお願いします。




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NPO法人 設立趣旨 (案)
NPO設立における動機と目的についてまとめたものです。 良かったらご一読ください。